首藤桃奈さん【2017年】~高校野球の歴史を変えた1人の女子マネージャー

昨年の夏、ニュースで話題に

選手と一緒に汗を流し、一緒に甲子園を勝ち取った野球部女子マネージャーが、普段の練習で行っているような補助作業を夢の舞台でやると大ニュースになってしまいました。

2016年の夏、甲子園球場での練習集中に大分高校野球部の女子マネージャー(当時)をしていた首藤桃奈(しゅとうももな)さんが、グランド内に居たところを関係者に制止されるというハプニングがありました。

グラウンド内にいた大分高校の女子マネージャーが、大会関係者に「慌てて制止」されるハプニングが起こった。デイリースポーツが報じた。

大分高校のマネージャーを務めている首藤桃奈さん(3年)は、ユニホームを着て練習の補助をしていたが、約10分後に止められたという。

時代錯誤の大会規定

当時は、テレビのニュースやワイドショーなどでも盛大に取り上げられ、連日のように首藤桃奈さんの写真や映像が流れていました。美人マネージャー、かわいいマネージャーなどの見た目中心の報道内容も、日焼けして健康的な印象を持つ彼女なら致し方ありません。
「悲劇のヒロイン」的な取り上げられ方が最も多かったと思います。

と言うのも大会規定に準ずると、「部員は男子生徒のみで女子部員はベンチにいるようにお願いしている」、「練習補助員は男子部員に限る」ということで、コメンテーターやネット上の意見でも時代錯誤な規定だという意見が多くありました。
そもそも、こんな規定を知らなかった人も多かったのではないでしょうか。

※このことが議論の発端となり、2017年春のセンバツから女子部員の甲子園練習が、制限付きですが認められるようになりました。
高校野球の歴史を動かしたと言っても過言ではないですね。

2017年 首藤桃奈さんの現在

2016年の夏にニュースで大きく取り上げられてしまった首藤さん。
デイリースポーツの記事によると、今年の3月に高校を卒業して関東の短大に進み、アナウンサーを目指しているそうです。

デイリーニュースの記事に登場する首藤桃奈さんの写真からは、少し大人びた印象を受けます。

「東京で頑張って、いつかは大分や九州でアナウンサーをしたいと思っています。こっちでは『大分ってどこにあるん?』って言われるんですよ。もっと大分をPRしたいんです」

アナウンサーになることが、幼いころからの夢だったという首藤さん。
高校時代は、ひょんな事から大きな注目を集めてしまいましたが、多分それは一生使えるネタ・ツカミになるのではないかと個人的に思っています。

妄想

「新人アナウンサーの首藤桃奈です!」
「高校の時は甲子園のグランドに入って怒られちゃって…」

「ああ、あの時の!!!」

こういう場面まで想定済みですので、九州・大分のみならず全国的にも活躍される日を心待ちにしたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする